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支えてくれる”褒め上手”のお父さんへの感謝
私が今もこうしてゴルフができているのは、周囲で支えてくれる人がいるからです。プロの試合にたくさん出るようになって、本当にそれを実感しています。そのなかでも家族が一番で、特にお父さん(哲也さん)にはものすごく苦労をかけているなと今も感じます。
去年の全米女子オープンの日本予選(4位)を突破したとき、私はめっちゃ喜んだんですが、お父さんは何かすごく大変そうで、心境的には複雑だったのかな(笑)。そのあとに聞いたのですが、まずアメリカへの渡航費用や滞在費などの遠征費をどうするかを考えていたそうです。結果的にはスポットスポンサーが決まったので良かったのですが、最初はそれも知らなかったんです。
お父さんは車が好きで、レーサーはスポットスポンサーをしている方がたくさんいると聞いて、それがゴルフでもできると知って、募集したところたくさん集まったと聞きましたが、そのために動いていたお父さんを見ていて、すごく大変そうでした。
私はそういう姿を隣で見ていただけなんですが、よく言われるのは「これからお父さんと2人で一緒に行くのはそんな長くないよ。いつからか一人で行くことになると思うし、プロになればマネージャーさんとかについて行ってもらうことにもなるから」って。
なので、お父さんと一緒にこうして回るのはあと1~2年くらいなのかなって。だからそれまでも、これからもしっかりと恩返ししていこうと思っています。
ちなみに反抗期もなかったです(笑)。ケンカをしたとしてもゴルフの話くらいで、攻め方やミスのことくらい。結果に対しては怒らないんです。攻め切れなかったり、マネジメントが悪かったりすると指摘はされます。逆にいいマネジメントをして、笑顔でプレーできていたら結果が悪くても「楽しめて良かったね」と褒めてくれます。お父さんもそこまで結果に執着していないのかなって思います。
全米女子アマで優勝した時も、そこまで「わー!」って喜んでなくて(笑)。「楽しめたから良かったじゃん」って言われました。叱られることよりも褒められることのほうが多かったですね。
お父さんのアドバイスを聞いて、練習に取り組んだり、修正したらそれがうまくいくのでとても感謝しています。なのでいずれ独り立ちする日が来るのは、間違いないので、それまで近くに長くいられる時間を大切にしながら、“お父さん孝行”をしていきたいです。
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