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「私にとって大きな転機」2022年全米女子アマから1年を振り返る

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私の人生において大きな転機といえるのが、去年の全米女子アマチュア選手権でした。日本選手のなかでは37年ぶり(1985年の服部道子以来37年ぶり2人目)というニュースもたくさんみましたが、そんな記録や驚きよりも、プレーしていた自分が一番楽しかったという記憶がとても強いです。

あの試合は準決勝くらいから優勝を意識していましたけれど、勝ちたいっていう気持ちと同じくらい楽しい気持ちがありました。マッチプレーの決勝の最終ホールは一打目を打つ前にパーで勝ちになるよりは、バーディで上がったほうがかっこいいよなって思っていたんですが、ピン位置が結構厳しかったので、狙えるかどうかっていうのがあったんです。

でもここは狙うしかないと思って、一緒にプレーした選手(モネ・チュン=カナダ)が先にパターを引っ掛けたんですよね。これはラインを見ればいいやと思って慎重に打ちました。ショートで2パットでも勝ちだったのですが、それで終わるよりも入れて勝ったほうがいいなと思って、カップに届くようなタッチで打ったら入りました。この最後のパットはすごくドキドキしていて、すごく興奮していたのを覚えています。だから入ったときはすごく嬉しかったです。

優勝してからは、一気に周囲の環境が変わりました。プロの試合では注目組に入れてもらったり、プロの方たちから話しかけてくれることが多くなりました。優勝後に出場した国内女子ツアー「住友生命Vitalityレディス 東海クラシック」に出場した時はプロの方たちが「優勝おめでとう」って声をかけてくれたりしてすごく嬉しかった。

この試合でギャラリーがすごく多かったのにビックリして、以前はとりあえず見ていこうっていう人が多かったと思うのですが、全米アマのあとは私を見に来てくれる人がすごく多くなって、声をかけられたり、声援を送られることがすごく増えました。

私は以前からプロの試合に出たくてしょうがなかったのですが、たくさんの人たちの前でプレーするのが夢だったので、それが現実になっていることは今でも不思議に思えるくらいです。

こうして多くの方に応援されて、注目されるようになったからといって、私が変わることは何もないので、これからももっとゴルフを楽しみながら、結果を残していきたいです!

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