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海外メジャーの連戦を終えて「自分のゴルフと向き合い考える。収穫の多い期間に」

馬場咲希選手応援プロジェクトブログショット画像

 ご無沙汰しています! 海外メジャーの連戦を終えて、日本に帰国後は国内ツアーのニトリレディスに出場(16位のベストアマチュア)して、また練習とトレーニングに明け暮れる日々を送っています。連戦が続いていて、みなさんへのご報告が遅くなりましたが、ようやく一息ついているとことです。

 7月は「全米女子オープン」(通算12オーバー)、「アムンディ エビアン選手権」(通算6オーバー)、8月は「AIG(全英)女子オープン」(通算8オーバー)に出場しましたが、結果はすべて予選落ちと悔しさはありますが、それでも自分の新たな課題が見えたことで、収穫の多い期間でもありました。

全米女子オープンはあの有名なペブルビーチゴルフリンクスで、「これぞメジャー!」というコースで、攻略の厳しさを味わいました。特に8番パー4の崖はテレビで見るのとでは、予想以上に違っていてビックリ。でもその景観は美しくて圧巻で、ものすごくワクワクしたのは忘れません。初日からミンジー・リー選手とアシュリー・ブハイ選手といい組に入れてもらったこともすごく光栄なことで、ラウンド中もとても気さくに話してくれて、リラックスしてプレーができました。

一緒に回りながらまだまだ自分には足りないところがたくさんあると実感したのですが、一つはメンタル面。特にミンジー・リー選手はドライバーの安定性があり、ミスをしても常に平常心で、動じずに淡々とプレーしているのがすごく印象的でした。今季の私はミスからの焦りでスコアがまとまらないことが多かったので、ものすごく勉強になりました。

 フランスで開催された「エビアン選手権」では、決して調子が悪いわけではなかったのですが、最後は集中力が切れてしまい、体力不足を実感しました。2日目は16番パー3でホールインワンもしたのですが、14番パー3でバンカーの目玉から「+5」。それでも最後までめげずにがんばりました。

 最後は「AIG女子オープン」ですが、この大会は正直言えば、自身がないまま迎えていたんです。攻めたくても攻め切れないのは自信をなくしてしまったからなのですが、これは練習も足りていないのかなという感じがしました。

 これだけ連戦が続くなか、悩むことや考えることがすごく多くて、海外メジャー4つとも予選落ちでしたが、反省点についてお父さんと話しあいました。今後、どこを修正して何から取り組むべきかが明確になりました。

 それに、去年までは連戦が続くと急激に落ちていた体重を今年は維持できていることはすごく大きい。それに気持ちの面でものすごく変化がありました。というのも、これまでは「アメリカって楽しいな」という気持ちがあって、ある程度はストレスなく、結果もついてきていたので楽しく思えていたのかなと感じています。

でも今はもっと真剣に自分のゴルフと向き合い、考えていかないといけない――。そんな心構えを忘れず、次戦の「住友生命Vitalityレディス東海クラシック」(91517日)でもいいプレーができるように頑張ります!